韋駄天治療室について

治療に関する豆知識

▽ 治療の目的と治療効果

・スポーツや日常の生活の中で疲労が溜まったり、故障を起こしたりと、色々と体に不調を訴えることがあるとは思いますが、生物学的に疲労がたまり治療を行い、身体がリフレッシュ(免疫が向上)してから落ちるまで3~5日と言われています。その前に治療を行うのが望ましく、1週間~10日に2回程が理想と言えます。

※トレーニング内容や疲労具合によっては加減して下さい。又故障中などは毎日行わなければいけないこともあります。
・逆に過剰な治療(むやみに強いだけ)はパフォーマンスを低下させます。
(以前アトミクラブに治療目的と治療効果を寄与した際に、ホームページ様に制作して頂いた図を用いております)

▽ アイシングの効果的な利用方法と目的

・スポーツや足をくじいた、打撲などを起こしての急性的炎症性の痛みであれば第一に行なってもらいたいのがアイシングです、症状によっては一週間~痛みが治まるくらいまでは行ってもらいたいです。
(体質や症状によっては温める場合もあるので先生に相談して下さい)

・約10分間冷やして、間50分くらいあけて一日に2回、3回くらい腫れがひくまで行うといいです。またくじいた時に関節がずれて本来の位置に関節が入ってない事で腫れがでたり内出血になったりする場合がございます。その時は関節の矯正が必要です。
(捻挫や肉離れなどの場合は24時間~72時間の間はまめに行う、応急処置により後々の回復に大きな差が生じて来ますのできっちりと行って下さい)
またアイシングはアイスノンなどの保冷材で行うと凍傷のおそれがございますので氷嚢をお使い下さい。

・行い方や分からないことがあればいつでも相談して下さい。

・アイシングの基本的処置は「RIC」+「F」の処置と言われてて以下の通りです。

「R」(Rest)…安静にすること

「I」(Ice)…氷で冷やすこと

凍傷を起こさない様にタオルなどの上からビニール袋などに氷を入れて冷やします。冷やすことにより内出血、炎症、痛を少なくします。
※湿布薬は血流を良くする効果が有り、内出血の量を多くしてしまう恐れがあるのでコールドシートの様な冷却専用の湿布を貼って下さい。

「E」(elevation)…高くあげておくこと

患部をなるべく心臓より高く上げておくことにより内出血と痛みを軽くします。

「F」(Fixation)…固定

「R」の中に入り患部を動かすと捻挫で傷ついた靱帯の傷口を大きくしたり、骨折では折れた骨がずれて周りの神経や血管、筋などを傷つけてよりひどいケガになってしまいます。固定は二次的損傷を防ぎ内出血、炎症や痛みを少なくすることが目的ですぐにDrなどの専門医へ。

どのような時にアイシングをするか

①関節、筋肉の使い過ぎ(オーバーユース)
何回も同じ動作を繰り返すことにより関節や周りの筋肉に大きなダメージを受け、炎症を起こします。それを放置しておくと大きな障害を招く恐れがあります。アイシングを行うことにより炎症を取り除き新陳代謝を良くすることで早期に回復させます。

②外傷のリハビリ、復帰後の再発予防に
ケガのリハビリの段階で治療目的にリハビリ中の患部の炎症を抑えたり取り除く為に行います。又、競技復帰後再発を予防する為に行う。

③疲労の除去に
疲労した筋肉、関節にアイシングすることで「リバウンド現象」を起こさせ新陳代謝を良くし、障害を防止します。

④競技を始める前に
競技を始める前に患部にアイシングを行うことにより「リバウンド現象」を起こし、血行を良くし競技に入りやすくする。(約30分程経過してから「リバウンド現象」があらわれます)

⑤外傷の応急処置に
打撲、脱臼、骨折などの外傷に対し、応急処置として行う。

「注意すること」
凍傷に注意して下さい。
アイスパック・アイスノンなどは氷点下の温度となる為(表面の水滴が凍る為)に肌にくっつき凍傷を起こすことにつながりますのでタオルにくるんで使用すると良いです。又氷などで行うのが溶けながら患部の熱をとって行くので一番最適です。しかし冷蔵庫の中からすぐに出した物は肌にくっつきそれが凍傷の原因となるので溶かしてから使用して下さい。
「冷やす時間として」
時間としては約10分~20分がいいでしょう。この10分~20分を5分~10分の間を取り2回~3回することを進めます。又痛みの度合いによりこのことをトレーニング後、空き時間、風呂上がりなどに行い、1日2~3回できればいいと思います。(最低1回は行って下さい)はじめに痛くなりつらいと思いますが5分過ぎると感覚が無くなりますのではじめの所を我慢する様にして下さい。
※痛みが取れ、張り、軽い違和感になり出したら逆に温め血行を良くして行けば回復は早くなります。
「アイシングを行うことにより」
アイシングを行うことにより「患部の熱の痛み取る」ということと一時的に血液の流れを少なくさせ、感覚を無くさせた上でアイスパック、氷を取ることにより通常以上に患部に血液を送り込ませ「酸素を多量に含む血液を送り、患部の壊れた組織、乳酸、活性酸素を取り除き早期治癒」を促す作用がありますので把握しておくとアイシングを行う必要性がわかると思います。
「アイシングに必要な物」
・氷
・氷のう
・ビニール袋
・アイスパック・アイスノン類(直接使用できる以外は決して直接使用しない)
・アイスカップ(水を入れて凍らせたもの)
・クーラーボックス
・バケツ(患部に応じて大きさを変える)
・バンテージ・バンド類
▽アイシングと温めるのとどちらが良いの?アイシングから温めるタイミングと主な各症状
・よくアイシングして下さいと言われたり、温めて下さいと言われて戸惑ってしまったいしませんか?ここではその違いについて説明したいと思います。

・運動やぎっくり腰などで痛めた時の様なツーンと言うような炎症を伴う痛みに対しては、まずはじめに応急処置としてアイシングを行って下さい、そして強い痛みが残る場合は痛みに応じて継続して下さい。

逆に温める様な場合は体の筋肉がこわばり、張り感が強く感じての痛みや、慢性的に続く痛み、座骨神経症状の様な神経痛、外気温の寒さが強い場合の痛みに対して行って下さい。(下記に詳細説明しています)

アイシングから温めるタイミングとしては、炎症性の強い痛みが消えてから動いても痛みよりも違和感と言う感じに移行し始めたら温める様にして行って下さい。(一週間から二、三週間)
(その課程でまた強い痛みが出る様であればアイシングに戻して様子を見て下さい)

【アイシングを行う主な症状として】

『首の障害 』
外傷性頸部症候群 -筋膜炎-捻挫

『肩の障害』
SLAP損傷 – 野球肩(三角筋炎 – 腱板炎 – リトルリーガーズショルダー) – 水泳肩 – テニス肩 – ゴルフ肩 – バレーボール肩 – バドミントン肩 – 投擲肩

『上腕の障害』
上腕二頭筋長頭腱炎 -筋膜炎-肉離れ

『肘の障害』
離断性骨軟骨炎 – 野球肘 – テニス肘 – ゴルフ肘 – 水泳肘 – 岩登り肘 – バドミントン肘 – 卓球肘 – 投擲肘

『前腕の障害』
コーレス骨折 – ボウリング腕 -腱鞘炎-肉離れ

『手の障害』
各筋腱鞘炎(ド・ケルバン病、ばね指など)

『腰の障害』
腰椎分離症 – 筋筋膜性腰痛(ぎっくり腰) – 卓球腰 – サーフィン腰 – スノーボード腰 – サイクリング腰 – スキー腰

『大腿の障害』
筋断裂 – 肉離れ

『膝の障害』
離断性骨軟骨炎 – ランナー膝(オスグッド・シュラッター病 – 腸脛靭帯炎 – 棚障害 – 鵞足炎) – ジャンパー膝 – サッカー膝 – 平泳ぎ膝 – バレーボール膝 – バスケットボール膝 – テニス膝 – ジョギング膝 – ウォーキング膝 – サーフィン膝 – スノーボード膝 – 卓球膝 – スキー膝 – 膝蓋骨脱臼 – 半月板損傷 – 靭帯損傷(外側側副靭帯損傷 – 内側側副靭帯損傷 – 前十字靭帯損傷 – 後十字靭帯損傷) – 関節軟骨損傷

『下腿の障害』
シンスプリント – コンパートメント症候群 – アキレス腱炎(アキレス腱周囲炎 – アキレス腱滑液包炎) – アキレス腱断裂

『足の障害』
フットボール足 – サッカー足 – フットサル足 – サイクリング足 – スケート足 – テニス足 – 足底筋膜炎 – 踵骨骨端症 – 捻挫

『その他の障害』
疲労骨折 – 筋痙攣 -筋肉痛

【温める場合】
・上記の症状の回復期
・肩こり、腰痛、各関節の慢性や冷えによる痛み
・頸腕症候群による神経痛
・腰椎分離症 – 腰椎すべり症 – 椎間板ヘルニア – 梨状筋症候群による神経痛
・変形性膝関節症の慢性期
・大腿骨頭すべり症
・筋肉痛、筋痙攣
・低体温症などの過度な体温低下
・体質によりアイシングよりも温めた方が良い場合の方

※分からないことがあればいつでも治療室に問い合わせ相談して下さい。

▽ 筋肉が動くメカニズム
日頃生活や運動などをしていて筋肉がなぜ動くか気にしたこと無いですよね!!
ただ「自分が動かしたいから」「脳からの命令」で筋肉が動いてるとしか思いませんよね。
それはそれで間違いでは無いですが、筋肉が動くにはもっとミクロ的に動いていて、皆さんが日常牛乳などから取っているいる、カルシュウムなどが関係して動ており、「食」「栄養」大切さを認識して下さい。

※骨格筋の構造(私達が動かす筋肉)
骨格筋   : 筋繊維(筋細胞)からなり、筋繊維は多数の筋原繊維がみられる
筋原繊維 : Z膜でしきられた筋節(サルコメア)からなる
筋節    : 太いミオシンフィラメントと細いアクチンフィラメントからなる
暗帯(A帯) : ミオシンフィラメントの部分
明帯( I 帯) : アクチンフィラメントのみからなる部分
H 帯     : アクチンフィラメント同士の隙間

※筋収縮の仕組み

≪滑走説≫
運動神経の興奮が筋繊維に伝わると、筋小胞体からCa2+(カルシュウム)が放出される。その結果、ミオシンが活性化され、ATP(理科で習ったアデノシンサンリン酸で高エネルギーを生み出す物質)が分解される。このときに放出されるエネルギーを用いて、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの間を滑りこみ、筋肉が収縮する。

※上記の説明だと少し難しかったとは思いますが、簡単に言うと「目、耳からの視覚:聴覚信号」→「脳からの命令」→「運動神経の興奮」→「筋繊維」→「Ca2+(カルシュウム)が放出される」→「ATPエネルギーが作用」→「ミオシンフィラメント、 アクチンフィラメントのミクロ繊維の間にむカルシュウムが作用してお互いが滑り込む」→『筋繊維の収縮』


【筋肉が動く】

と言う訳で、カルシュウムが骨の維持だけに必要では無く、筋肉にも必要な事は分かっていただけだでしょうか!
また筋肉中に無くなると、骨から分解されてカルシュウムが筋肉中に放出されてしまう為に、知らない間に「骨粗鬆症」の原因と成ってしまうので気を付けて下さい。
カルシュウムの吸収にはビタミンDが有効とされてるので、日光にあたりビタミンDを活性させたり、サプリメントなどで補助的に補給するのもいいと思います。

ここではカルシュウムが筋肉を動かすのに、如何に大事かを説明しましたが、カルシュウムだけでは無く、日頃からの運動や反射に適応出来る日常動作のトレーニング:筋肉を構成するタンパク質やビタミン、エネルギーを補給するための食生活が大事であり、より良く生活する為や、運動でパフォーマンスを向上する上で頭に入れて置いてもらえれば、もう少しの動きがスムーズかつ可能に成るのかなと思います。

▽ 簡単な下肢のセルフマッサージの行い方
ここでは自分で簡単に行えるセルフマッサージの行い方を紹介します。
故障予防やパフォーマンスアップの為に参考にし、活用して下さい。
(2011年11月号のランニングマガジンクリールに取り上げられて頂いた内容を掲載しております)

①マッサージの基本手技
②足底のセルフマッサージ
③ふくらはぎ:お尻のセルフマッサージ
④もも(大体部)のセルフマッサージ

▽ 膝関節を守る!必見です
40歳から始める早めのケアと言うタイトルですが、年齢にかかわらずに参照と成り、行えるケアですのでバイブルにして健康管理のバイブルにして下さい。

・膝関節を守るno.1[PDF]
・膝関節を守るno.2[PDF]
・関節を保護する軟骨がすり減り、「変形性膝関節症」に軟骨のすり減り、炎症を防ぐグルコサミン、コイドロイチン[PDF]
・膝に無理な負担をかけない「生活習慣」と関節を支える筋肉を維持する「適度な運動」をno.1[PDF]
・膝に無理な負担をかけない「生活習慣」と関節を支える筋肉を維持する「適度な運動」をno.2[PDF]

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